相手を許す究極のスキル
前回に引き続き、相手を許す究極のスキルについてお伝えします。
誰かに嫌な事、失礼なことされたとき、腹が立ちますよね?
そんなとき、相手の過去について思いを馳せてみてください。
例えば、Aさんに本を貸したら、ボロボロになって返ってきた。
あなたはこんなとき、どう感じますか?
ひどいことされた、失礼な奴、って思いますよね?
通常はここで怒るところですが、そんなときこそ、次の問いを自分にしてほしいのです。
「なぜ、Aさんは、そんなことしたのだろう?」
もしかすると、「ひょっとして昔誰かにいじめられていたのかもしれない、何か嫌な思い出があったのかもしれない」、と思うと、「あ~、この人も大変だったんだろうな」と、相手のことが許せるようになってきます。
他にも、例えばお父さんが自分に厳しくて許せないときとか、なぜお父さんは自分に厳しいのだろう?と考えてみると、もしかすると、お父さんは若い時、貧しくて苦労したから、そうなってほしくないから、あえて自分に厳しく接しているのだ、と分かると、もう「許せない」、とか思えなくなるわけです。お父さんの愛から出た行動だからです。
なんで、お父さんはこんなにつめたいんだろう、と思うとき、お父さんと話して、小さいころ親にかまってもらえなかった、だから愛し方が分からなくて冷たく接したんだな、とわかるとします。
お父さんは、小さいころ、親の愛を知らずに大人になったんだな、だから愛し方が分からないんだな、辛かったんだろうな、さみしかったんだろうな、って思うともう切なくて愛おしくてしかたなくなるのです。もうお父さんを責める気持ちすらなくなってくるのです。感謝しかでてこなくなるのです。
許せない人がいたら、相手の過去を考えてみてください。
なぜ、あの人はこんなことをしたのだろう?
あの人の過去はどうだったんだろう?
紙とペンを書き出して、許せない人について考えてみてください。
徐々に相手の事を許せるようになってきます。
おためしあれ。