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月夜の晩におさるさん現る

みなさま、こんばんは。

電子絵本師ルルシータです。

今日は誰が来たかって?

お待たせしました。

続きをどうぞ♪

 

太陽が沈み、月が明るく辺りを照らし始めた頃

家の明かりを消して窓から

お月様を眺めていた時のことだったわ。

 

庭を何か黒い影がさっと素早く横切ったの。

さっ。バサバサバサ。

庭の木々が揺れる。

バサバサバサ。さっ。

再び木々が揺れる。

あら?

よーく見ると、おさるさんだったわ。

なぜかっていうと、

庭になっている柚子の実を

もぎってお手玉を高速で始めたのですもの。

誰だか分かるわ。

お手玉するおさるって私が知る限り一匹だわ。

そう、彼、私のお話にでてくるおさるさん。

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それで窓を開けて私

「おさるさん、どうしたの?」って聞いたわ。

「うっきっき。うっきっき。

 ゆずのいい匂いがしたからやってきたの。」とおさるさん。

「そうなの。いい香りで一杯だものね。

 お手玉上手ね。」とわたし。

「ありがとう。ぼく得意なの」とおさるさん。

「そうなの。それはすばらしいわね。

 おさるさん、お外は寒いでしょう。

 あったかいミルクでもいかが?」とわたし。

 

キッチンへ行って鍋でミルクを温め、

マグカップに注いで持ってくると

もうおさるさんの姿はなかったわ。

 

月が雲にかかっていた時のこと。

あたりはひっそりと静まり返って

窓辺にはゆずがちょこんと二つ置いてあったわ。

 

最後までご清聴くださりありがとうございました。

 

またお会いしましょう。

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