魅力的な人になる テクニック その11 気付くの遅いんですけど

ここから面白いテクニックに入ります。「褒められた時の反応」です。

これから先将来、あなたに対してのことを相手が言ってくれる時が来るんです。いつも相手の、相手が気づいていないこと、会話の中で絶対言うようにしています。「あなたはこういう部分がいいと思いますよ」、という風に。

なぜかっていうと、そういうこと言ってくれる人がいないから言うのです。本当に相手に対して思ってることしか言わないようにしていますけども、そういうふうに言われたらお相手はうれしいですよね。「ありがとう」という感じだと思うのですが、もしもあなたが逆に相手から「何々さんて会話上手ですね」とか「聞き上手ですね」とか言われるときが人生この先あると思うのです。

もしもあなたがそういうコミュニケーションアプローチを受けて、「目力ありますね」と言われたとき、ここであなたは素直に喜んでいいのですが、半分喜んで、半分喜ばないのです。どういうことかというと、いやな奴とかではなくて、「気付くの遅いんですけど」、そういう感じのコミュニケーション取ってほしいのです。

「もうすでに自分はそういうこと知ってるよ」、という風に、「私はすでにあなたに言われたことすでに知ってるよ。あなたは気づくの遅いんだよね」、という感じのコミュニケーションをとると、逆にまた感情の面白い部分が生まれるのです。感情を刺激するというところですね。例えば、あなたが友達に、「何々さんて結構素敵ですね」、と言った瞬間に、「いやー、気付くの遅いね。いつ言われるか待ってたんだよ」、と言われたら、「何この人？」と思いますけど、「ちょっとおもしろいかも」と思いますよね。そういう感じなんですよね。

「褒められているとき」とか「あなたに対する反応を誰かに言われたとき」にあなた自身がそれに対してダイレクトに反応してはダメなのです。「あ、うれしい」、という感じで反応してはだめなのです。人は褒められると、うれしいのです。いうこと言われたら私もうれしいです。

でもそこで喜びすぎないんです。そこでどういう風にしてほしいかというと、さっきお伝えしましたが、「気付くの遅いね」という感じで、「３時間前から待ってたんだけど」、みたいな感じなんです。そういう感じでちょっとずつ、あなたに対することを言われたときにギャグで返せる癖で返すと、この人というのは認められようとしていない人だって認識が相手に無意識に生まれるのです。無意識レベルで深い部分で。普通だったらそう言われたら、「あー、うれしい」、ってこういう風に素直に喜んでいたら「こいつは結構簡単に感情くすぐられるからいい意味ですごく素直な人なんだな」、って思うのですが、魅力的度が一気に下がるのです。

そこであなたがそういう返しをしたときに、「あ、何この人、おもしろい」って感じで、またふっとその人に対する興味がわいてくるのです。

それを是非やってみてほしいのです。慣れるまでは言うのに抵抗があったりどきどきしたりするかもしれません。それを敢えてやってみるのです。そこに新たな経験が積まれれるのです。始めたころは失敗ばかりかもしれません。その度に、「どうやったら相手の感情を動かす返しができるのか」、自問すれば自ずと答えが見えてくると思います。

慣れないうちは家族兄弟などで練習して、他の方たちにもやってみましょう。